今年も残すところ、あと1週間になりました。
本当に12月はあっという間ですね。
良い新年が迎えられるよう、”TO DO リスト”を書いた NAHO です。
さて、そんな年末に、今回はタイトルからしてちょっとドキッとする内容ですね。
皆さんは、首こりが引き起こすうつ病があるってご存知でしたか?
WHO(世界保健機関)によると、世界のうつ病患者数は3億人を上回り、うつ病から年間約80万人が自殺しているとされています。
日本では、厚生労働省が3年ごとに行っている調査によると、平成26年のうつ病・躁うつ病の総患者数は112万人となっています。
うつ病の原因は、その人それぞれによって異なりますが、家庭問題、職場・学校問題、経済問題、健康問題、などが想像できるかと思います。
しかし、この原因の中に、実は”首こり”もあるって言ったら、皆さんは信じられますか?
首がこるくらいでうつ病になるわけないじゃん!
私いつも首がこってるけど、うつじゃないわ!
そう思いますよね。
首こりとうつの関係
では、その関係性についてお話していきましょう。
首には大きな血管や、たくさんの神経が通っています。
心臓から送り出された血液は、全身に届けられますが、もちろんその血液は、首の血管を通って脳にも届けられています。
血液や栄養が十分行き渡ることで、脳は正常に働くことができます。
首こりというのは、首の筋肉が硬くこり固まった症状を言います。
では、この首こりのせいで、脳への血流が少なくなっていたとしたらどうでしょう?
きちんと栄養が届いていない状態です。
これでは、脳は本来の働きをすることはできませんよね。
ざっくりとお話しましたが、これが首こりとうつの関係性です。
自律神経に影響
では、脳がうまく働かないとどうなるのでしょうか。
自律神経失調症って聞いたことありませんか?
自律神経というのは、交感神経と副交感神経の2つのことを言います。
交感神経は動いている時などの活動中に働く神経です。
副交感神経はリラックスしている時や寝ている時に働く神経です。
脳がうまく働かないと、この交感神経と副交感神経の切り替えスイッチが正常に働かなくなってしまうんです。
とくに、副交感神経がうまく働かなくなるようです。
そうなると、どんなことが起こるでしょう?
食事をしても、消化吸収がうまくいきません。
便秘にもなります。
よく眠れず睡眠不足にもなります。
眠れていないので疲れが取れません。蓄積される一方です。
栄養が摂れない!回復もしない!
仕事や学校など社会生活に影響が出ないわけがありません。
まさに《負のスパイラル》
これが積み重なってひどくなると、うつ症状が出てきてしまうのです。
病院では
これはマズイ(>_<)と思って、精神科や心療内科を受診したとします。
うつ病ですねと診断されました。
抗うつ剤のお薬が処方されました。
数ヶ月飲んでもあまりお薬の効果が出ていないようです。
この薬は合わなかったのかな?ちょっと種類を変えてみようか。
また数ヶ月飲みましたが、良くなる気配はありません。
こういうの、よくあるみたいですね。
なぜ??
だって、今日お話しいているのは、『首こりが引き起こすうつ病』です。
だったら、
抗うつ剤を飲むより、首こり治した方が良くないですか??
ということなんです。
原因は
では、首こりの原因って何でしょうか?
それは、何といっても
〈〈不良姿勢〉〉です!!
こんな姿勢で長時間スマホ見ていないですか?
こんな姿勢で長時間パソコンしていませんか?
頭の重さは、体重の約10%だと言われています。
体重50㎏の人で5㎏です。
これが、首を前に30度傾けた場合だと、約4倍もの負荷が首にかかります。
60度傾けると、なんと約6倍!
この負荷が一日中首にかかっているとしたら、どうしたって首の筋肉は硬くこり固まってしまいます。
まずしてほしいこと
・首のコリや痛みを感じる。
・なんとなく自分は、うつかなぁと思う。
・ネットなどで調べると、うつの症状が該当する。
こういう方は、精神科や心療内科に行く前に、まずは首の症状を治してくれる所に行ってみましょう。
整体・整骨院など、できれば姿勢をきちんと診てくれる所を選んでください。
もちろん、うつ病までいかないうちに、首こりを治していただくのが一番いいのは言うまでもありませんが。
あなたのうつ症状は、抗うつ剤では治らないうつかもしれません。
ぜひ一度、ご自身の【姿勢】に着目してみてください!!
お薬に頼って対症療法をしている方、こちらも併せてご覧ください。